どんな仕事があるだろう 専門業界編
● 調剤薬局の仕事 / ● ドラッグストアの仕事 / ● 病院薬剤師の仕事 / ● 医薬品卸とMSの仕事 / ● 製薬企業MRの仕事 / ● CRO・SMOの仕事 / ● 製薬企業開発・研究の仕事 / ● 公務員の仕事
調剤薬局の仕事 |
調剤薬局の仕事
新卒初任給:約22万円~30万円
病院が薬局機能を院外に出す医薬分業の推進によって、現在では医薬分業率が6割を超え、調剤薬局が私たちの生活に定着しつつあります。現在調剤薬局は大きく【門前型】【面分業】という2つの店舗形態があります。30代月給:約30万円~35万円 【門前型】はクリニックや大学病院等の門前で複数の調剤薬局が処方箋を応需する方式で、一方【面分業】は地域において多数の調剤薬局が、不特定の病院から処方箋を応需する方式です。 業態や地域によって店舗の雰囲気は大きく異なります。 また医療費の抑制を目的とした療養病床数の減少と、自宅での治療を望む患者様への対応として【在宅医療】のニーズが高まっており、調剤薬局に無菌調剤室やハイリスク薬の取り扱い等調剤薬局で働く薬剤師の守備範囲と活躍のフィールドが広がっています。 ■ 調剤薬局の求人を探す |
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ドラッグストアの仕事 |
ドラッグストアの仕事
新卒初任給:約25万円~35万円
国民医療費が年々増加傾向となり、2015年には約40兆円、2025年には45兆円まで達する見通しの現代。30代月給:約30万円~40万円 国民自らが健康を管理する「セルフメディケーション」が奨励され、効果対策として予防医療に対するニーズが高まっています。 スーパーやコンビニなどの本格的な参入、インターネット販売の事実上の解禁等、一般医薬品市場の競合が激化していく中で、ドラッグストアは新たな収益の柱として、調剤事業の強化に力を入れています。 2009年からは改正薬事法の施行に伴い、登録販売者の資格ができ一般医薬品販売における薬剤師と登録販売者との住み分けを行う事でドラッグストアで働く薬剤師の役割がより明確になりました。 ドラックストアで働く薬剤師は専門性を発揮して顧客の安全性の確保に努めるとともに、地域医療に貢献する「かかりつけ薬剤師」として、今まで以上に期待されます。 ■ドラッグストアの求人を探す |
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病院薬剤師の仕事 |
病院薬剤師の仕事
新卒初任給:約22万円~25万円
医療機関は「病院」「診療所」に大別されます。病院でのチーム医療は、医師・看護師・薬剤師様々な職種の医療従事者がそれぞれの分野での専門家と意見を出し合い連携をしていく医療スタイルです。30代月給:約25万円~30万円 病院・診療所の薬剤師採用は定期採用よりも欠員募集が多いことが特徴ですが、平成24年の診療報酬改定で「病棟薬剤師業務実施加算100点」が新設されたことによって、新卒採用の活発化と就職者の増加がみられました。 近年、薬剤師はより高度な専門知識と技術が求められるようになり、「専門薬剤師」の認定制度も発足する等、職域が広がっています。薬剤師は薬物療法を安全かつ効果的に実施する上で重要な役割を有しています。多職種医療チームの中で「薬の専門家」としての役割が強く求められるようになっています。 ■ 病院の求人を探す |
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医薬品卸とMSの仕事 |
医薬品卸とMSの仕事
新卒初任給:約22万円~24万円
病院が薬局機能を院外に出す医薬分業の推進によって、現在では医薬分業率が6割を超え、調剤薬局が私たちの生活に定着しつつあります。現在調剤薬局は大きく【門前型】【面分業】という2つの店舗形態があります。30代月給:約28万円~40万円 【門前型】はクリニックや大学病院等の門前で複数の調剤薬局が処方箋を応需する方式で、一方【面分業】は地域において多数の調剤薬局が、不特定の病院から処方箋を応需する方式です。業態や地域によって店舗の雰囲気は大きく異なります。 また医療費の抑制を目的とした療養病床数の減少と、自宅での治療を望む患者様への対応として【在宅医療】のニーズが高まっており、調剤薬局に無菌調剤室やハイリスク薬の取り扱い等調剤薬局で働く薬剤師の守備範囲と活躍のフィールドが広がっています。 |
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製薬企業MRの仕事 |
製薬企業MRの仕事
新卒初任給:約20万円~25万円
MRとはメディカル・リプレゼンタティブ(Medical Representative)の頭文字をとったもので、医薬品メーカーの医薬情報担当者のことを言い、自社の医療用医薬品情報を医師をはじめとする医療従事者に提供し、実際に使用された医薬品の副作用情報を収集し製薬会社にフィードバックすることを主な業務としています。30代月給:約35万円~75万円 医療従事者相手に自社の薬品を販売する為、営業職として分類されますが、営業活動の中心は医薬情報の提供や、集めた副作用情報のフィードバックがメインであり、医薬品の販売促進活動ではありません。MRには、高い倫理観に基づき、患者の立場から「薬物治療のパートナー」として医療従事者と共に医療の一端を担い、社会に貢献することにあることが求められています。 MRの出身学部は、約半数が文系で占められ、薬学部出身者が20%、残りが理学部や農学部出身者という構成になっています。中でも、薬学部出身者は大学時代に得た知識・スキルは強みになるでしょう。 |
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CRO・SMOの仕事 |
CRO・SMOの仕事
新卒初任給:約22万円~25万円
新薬の開発は、大きく分けて2つのカテゴリに別かれ、1つは製造元である製薬メーカーであり、もう1つは新薬の治験を行う医療機関です。そしてこの2つをサポートするのが、CROとSMOになります。CROはContract Research Organizationの略で、受託臨床試験実施機関を意味し製薬メーカーをサポートし、臨床開発全般にわたって数多くの職種があります。30代月給:約30万円~35万円 例えばCRA(臨床開発モニター)やDM(データマネジメント)、QC(品質管理)、安全性管理などが挙げられます。 そしてSMOSMOはSite Management Organizationsの略で、治験施設支援機関を意味し、大きく分けて「CRC(治験コーディネーター)」と「SMA(治験事務局)」という仕事があります。CRCとは、医療機関で被験者のケアや服薬指導、医師サポート、製薬メーカー等の外部企業との調整役を担います。SMAは、主にCRC業務に関連する事務的な仕事があります。場合により、SMA業務はCRCが兼務することもあります。 現在「ドラッグ・ラグ」が問題視され、明日の新薬の開発をスピーディに、かつ確実にしていくうえで治験業務に必要不可欠な存在であるCROとSMOに大きな期待が寄せられています。 |
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製薬企業開発・研究の仕事 |
製薬企業開発・研究の仕事
新卒初任給:約22万円~25万円
新しい薬が世の中に出る確率は3万分の1、10~20年の長い年月をかけて候補物質の選別から動物実験、治験といったプロセスを経て、さらに医薬品が認可されるまでに多い場合、1000億円という膨大な費用が掛かるといわれています。30代月給:約30万円~60万円 近年は新薬の安全性を重視する姿勢が強く、多くの症例数を求めていることもあって、開発費用は年々伸びざるを得ない状況となっており、研究開発部門は製薬企業の存亡にかかわってきます。 まだ世に出ていない薬をつくること、その薬で幸せになれる人がいること、新薬が無事世の中に出た時は格別なやりがいと喜びをえられる仕事です。 |
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公務員の仕事 |
公務員の仕事
新卒初任給:17万円~19万円
公務員には【国家公務員】【地方公務員】があります。薬剤師が国家公務員になれる可能性が高いのは、国立病院機構の薬剤師です。新卒初任給:20.8万円 30代月給:約31万円~37万円 地方公務員は、都道府県、政令指定都市、市町村等で採用され、県や市町村などの保健行政に関わる環境衛生監視員や食品衛生監視員、厚生労働省所管の麻薬取締官、自衛隊の幹部職員となる薬剤官など、様々な職域があります。配属される部署は色々ありますので、必ずしも自分の希望する部署に配属されるとは限りません。これらの職種に就くためには、薬学分野での公務員試験に合格することが必須です。 |
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